こんにちは。
今日は弊所のお客様でもある、愛媛県宇和島市柿原で 柿原柿を栽培するYAMAICHI FARM 石山さんを訪ねてみました。
柿って実は色々品種もあるようで、宇和島市の柿原柿は日本でも有名なブランドだとか。
全く知らなかったのでとても勉強になりました。
YAMAICHI FARMさんでは、柿原柿の他にも温州みかん、ナベリーナなどみかんも栽培されているとのことです。
現在石山さんで3代目になり、おじいさまが柿原の地に柿、みかんを栽培し始めたのがきっかけだそうです。
ちなみに石山さんはお父さまから農園を引き継ぎ3年目の20代ヤングな農家さんです。
そんな石山さんがなぜ農家をしようと思ったのか?気になり聞いて見ました。
手をかければかける程実る
農業後継者不足が日本全国でも深刻な問題ですが、石山さんはなぜ農家になろうとおもったんですか?と聞いたところ、「手をかければかける程、すくすく育って実をつけてくれるからやりがいがあるんです」と嬉ししそうに語ってくださいました。
「自分で商売をして見たかったというのもあるし、この柿原柿をみんなに知ってもらいたいという気持ちが大きいですね」とも。
誇りを持って柿原柿に向き合っている姿がとても勇ましくみえました。
父親に農業を継ぐことに反対もされた
2代目お父様が58 歳になられた時に石山さんは代を継ぐことを決心したそうですが、初めはお父様からは農業は継ぐなと言われていたそう。
収入面でも簡単ではなく、苦労が多いし大変なので息子には同じ想いをさせたくはないと、お父様は考えられていたそうですが、石山さんはこの柿農園を絶やすまいと使命を感じ、継ぐ決心をしたとのことです。
就農以前は潜水士をしていたそうで、現在も朝は海の仕事をし、昼間に柿農園を手入れしと、家族を養うために頑張っておられます。
2足の草鞋を履いてでも、柿農園・みかん農園は絶やさない決意は固いと、おっしゃっておりました。
かっこいいですね。
農業をやっていて楽しい瞬間とは?
石山さんにとって農業をしていて楽しい瞬間とはどんな時ですか?お尋ねしたところ、「やっぱり、綺麗な柿、美味しい柿が出来てそれを皆様にお届けできた時が一番楽しいと思えますね。毎年同じ品質同じ味を出すのがとても難しいところではありますが、それもやりがいですね。」と清々しい笑顔が眩しいくらいに語ってくれました。
こんな若き農家さんが農業に情熱を注いでいることがとても新鮮に見え、宇和島も捨てたもんじゃないな!と思いました。
いい時代がきましたね。
これからの目標は?
「次で代を継いで4年目になるんですが、もっと柿原柿ブランドを知ってもらうために、イベントに出たり、柿の栽培量を増やしたり、ジュースやジャムなど様々なアイテムも作っていきます。ヤマイチブランドを広めたいです。本当に美味しい柿があるってことを老若男女問わず知ってもらいたいですね。あ、あと柿狩りやみかん狩りのサービスもして行きたいと思ってます!」とのこと。
奥様と力をあわせてニュースタイルな農業を考えているそうです。
帰り際にとある物も見せてくれたのですが、
「実は自分が代を継ぐと決めた時に植えた、柿の木があるんです。この柿と一緒に僕は成長していきます。」
と、思い入れのある、まだまだ小さい柿の木も見せて頂きました。
これが実を成らすのが数年後。石山さんはどのような農家さんになっているのでしょうか?
ちなみに取り扱っている柿の品種は【富有柿】という品種だそうです。
石山さんの栽培する柿はとっても甘くて食感もなめらかです。
また、オンラインでも販売する際はお知らせしますとのことで、乞うご期待ですね!
楽しみにしてます!