今日はいつの時代もムーブメントを作っている若者。特に日本のZ世代、最近の事情をリサーチしてみました。
Z世代とは?
Z世代:満15~25歳(1996年~2015年生まれ)
Y世代:満26~41歳(1980年~1995年生まれ)
というような区切りで、ティーンの方達はZ世代と定義づけられています。
このZ世代にあたる年齢の若者たちが世の中のトレンド・ムーブメントの火付け役と、いつの時代も囁かれています。
ファッション然り、様々なサービスにまでそれは影響が大きく、時代を反映し経済を動かす一助にも。
以下、ネオマーケティングリーサーチより出典で、現在のZ世代が興味関心を持っているものは何か見てみましょう。
Z世代に聞いた身の回りの人はどんな人が多いと思うか
Z世代自身の回り、、、男性は他人に興味がなく、モノに執着しない。
女性は個性を大切にしブランドにこだわらない人が多い。
また、相対的に環境問題への関心が高い人は少数派。
※単位(%)
Z世代はSDGsの意識が高いと思うか?
※Z世代は自分たち、Y世代はZ世代に対して回答
Z世代自身の感覚とY世代からみるZ世代でSDGsの意識の高さに違いはみられない。
Z世代自身の感覚で男女でのSDGsの意識の高さに違いはみられない。
単位:%
Z世代の消費感度分布を、イノベーター分布と比較
Z世代は新商品に対する消費感度が低い(新商品に興味が薄い)人が圧倒的に多い。
初期採択者が一定数いるが、保守層が多く、マジョリティ層が少ないという特徴がみられる。
【選択肢と定義】
1.革新的な商品・サービスは誰よりも先に購入する(イノベーター)
2.流行には敏感で、世の中ではやり始める少し前の段階で商品を購入する(アーリーアダプター)
3.テレビやネット、SNSなどで取り上げられて、世の中で流行り始めてから購入する(アーリーマジョリティ)
4.流行や新しい商品には懐疑的で、身近な人も含め大多数が購入して始めて購入を検討する(レイトマジョリティ)
5.流行や、世の中の動きに関心が薄く、影響は受けることはない(ラガード)
Z世代からみたSNSツールのイメージ
Z世代からみたSNSツールのイメージ(性別)
TikTokは男女ともに美容・ファッションのチェックツールとして共通しているが、女性にとっては娯楽色も強く男性はインスタの方がトレンドチェック機能としての役割が強い。
Z世代検索エンジンの利用状況
非常に興味深いデータがアンケートによりわかっており、消費に執着せず、ブランドにもこだわりがない、そして流行にさほど興味がない、というような保守的で意外な現実があるようです。
他人に興味がないとの結果が多いことにも、驚きでした。
まとめ
上記のデータからもわかるように、Z世代においてもSNS / Goole検索のウェイトは大きく、商品・サービスに合ったSNSの選定や施作をすることにより、Z世代にも訴求ができるのではと思います。
Z世代においては、【ものを買う】というよりは、【体験する】という「もの」より「こと」に、興味があるような気がしています。共有・共感を生むことに価値を感じる傾向が強まっており、そこから購買に移るなどのアクションに至る傾向が多いようです。
Instagram / Tiktok 等 ティーンの情報に楽しみながら触れるということも大事であり、そこにビジネスチャンスが転がっている可能性もあります。
Z世代への訴求で悩んでいる方は、若者の心を動かす・共感できるポイントが何かないか、違った視点で見直して見るのも良いかもしれません。